株式会社西村製作所の工場見学レポート ~検査編~
検査業務
製造過程だけが製造業の業務ではありません。
西村製作所様の高品質の神髄は「検査」にあります。
検査は、3次検査迄行い、100分台の測定をしているため、ほぼ不良を流出させることのない状態を作り上げています。
では、検査方法の中身を見ていきましょう。
1つ目は、手作業検査です。
人力の作業で非常に時間がかかる細かい作業です。
ただ、モノを世に出す前に手を抜いてはいけない過程です。
また100分の1単位でのピンゲージを使って穴の大きさの正確さを検査しています。
このピンゲージもこれほど揃えている企業様はほとんどいません。
2つ目は、画像検査および三次元測定器検査です。
Keyence社の画像測定器を4台も入れています。
4台入れている会社は少ないらしく、全部合わせると検査機器だけで億単位になります。
3つ目は、最終検査です。
こちらも目視と細かな手動の操作で1000分の1の細かさまで測定することができます。
機械が手足と同じくらい自由自在に動かしていました。
【会社の魅力】
このハイレベルな品質と技術力でたくさんの人から認められ、表彰もされています。
完成品も心惹かれるものがたくさんあります。
実際にご自身の目で一度見てみてはいかかでしょうか!
株式会社西村製作所の工場見学レポート ~加工過程編(工場作業)~
製造現場
ここからついに株式会社西村製作所の「精密さ」を体現している
実際の作業現場を見ていきましょう。
まずは、金型/プレス加工です。
こちらはフライス加工機です。
金属物を削ったり、穴を空けることができる、切削加工の機械です。
そしてこのエリアにあるプレス加工、いわゆる塑性加工をすることができる特注機器がより凄いものになっています。
何が凄いと思いますか。
一見、普通に見えるこのプレス加工機ですが、秘密は動く部分にあります。
一般的なプレス加工機は、上部が動き、上から下にプレスしますが、この機械は、下部が動いて、下から上にプレスするのです。
この試作専用プレスで金属がゆっくりと伸張します。
それに加え、1000トンまでプレスすることができるため、金属の塑性を自由自在に扱える非常に貴重な機械になっています。
こちらの1000トンのプレスは、大阪で2台くらいしか無い為、他社では真似できません。
次は、ワイヤー放電加工機です。
水の中でワイヤー線に電流を流し糸のこぎりのように加工物を溶融して切断する機械です。
レーザーは薄物しか切断することができないというデメリットもありますが、
ワイヤーだと幅広く対応できます。
では、逆に繊細緻密な薄物の依頼が来た時はどうしているのでしょうか。
ご安心してください。西村製作所にはレーザー機械も広く置いています。
こちらは二酸化炭素レーザーです。
気体レーザーはエネルギー効率が悪いとされていますが、二酸化炭素レーザーはエネルギー効率が良いレーザーとして、最も多く使われている産業用レーザーです。
この二酸化炭素レーザーでは最厚で約9ミリ程度の厚みを加工することが出来ます。
もっと細かい加工をお願いできないのかなぁ…
西村製作所はより細かい加工を可能にする設備とその技術を持ち合わせています。
次はファイバーレーザーです。
製造業を営む中で、この機械だけで経営している会社もいるぐらい重要な機械です。
この機械では、先ほどよりも細かい加工を施すことができ、最薄で100分の3ミリくらいです。
その実力がこちらです。
馬の背中の渦巻き模様や会社名の細かさは目を見張るものがありました。
レーザーで切った後もそのままでは当然ありません。
レーザー加工で出たバリを取り、断面を滑らかにするため研磨が必要になります。
こちらは人力でやすりを使い削っていますが、機械で削ることもあります。
削りすぎると加工物自体も変わってくるため削る塩梅も重要です。
金属加工は切削やレーザーだけではありません。
次は曲げを見ていきましょう。
ベンダーと言われる曲げ加工ができる機械です。
機械自体も非常に大きく、2メートルほど大きなものでも曲げ加工することができます。
他の曲げ方も当然ありますが、寸分狂わせない正確な技術力が必要になってきます。
溶接加工も西村製作所は対応可能です。
企業秘密の部分もあるため手元だけにはなっていますが、
色んな溶接加工が対応可能です。
ある溶接加工ではなんと某寿司チェーン店全店舗の湯蛇口の取付金具を製造しているとのことです!
大手企業でも中小企業がいるからこそ成立することを痛感した一瞬でした。
周囲で自分が作ったモノを体感できるとともに消費者が使っているところを身近に見ることができることに誇りを持っています。
それはこんな笑顔も見せちゃいますよね。
最後の加工は、切削です。
THE切削加工機械は当然備えてあります。
完全にコンピューター制御で操作できる切削加工の機械もあります。
若くても操作は一品です。
株式会社西村製作所の工場見学レポート ~前編(受付から設計)~
はじめに
株式会社西村製作所の
会社の魅力や仕事の細密さ、従業員の仕事へのアツさを知ってもらうべく、
工場見学レポートを作成いたしました!
♢お仕事を頼みたい
♢製造業で働きたい
♢連携したい
そんな方にいわゆるモノづくりの素晴らしさ等も見ていただければ幸いです!
受付→図面作成→加工→検査の順でご紹介させていただきます♪
今日は第一弾です!
受付業務
受付業務は主に、お客様との電話対応や注文後の入力、お客様管理を実施します。
不足項目がないか、正しい管理ができているかを確認しています。
受付として事務社員が正確に管理をするからこそ、製造部隊も正しく作業ができます。どうしたらいいかわからない部分があっても、すぐに聞ける環境や丁寧に教えてもらえる環境です!
新入社員であったとしてもフォローが整っているため、息詰まることはないでしょう。
図面作成
顧客管理が終わった後は、実務に入っていきます。
最初はプログラム部署での加工データ作成です。
この段階で、後々の作業工程がすべて決まるので、会社の要の仕事になります。
CADを用いてお客様のご要望のモノを正確に入力していきます。
コンピューターから目を一切離さない集中力。凄いです。
東京・名古屋・京都にて【akxylab】での活動の進捗・制作物の巡回展を開催
当社は昨年より、ものづくりに情熱を持つメンバーが集まる【akxylab】というコミュニティの中で、未来の製品開発に向けてアイデアを出し、一緒にものづくりをしてきました。それらの活動の進捗・制作物を、3月中旬から東京・名古屋・京都の3拠点で巡回展が行われてます。
当社が関わった作品として、普段は花器として使い、災害時にはサラダ油を燃料としても使えるコンロ【雑食暖房】と、石を加工したお猪口【いしちょこ】です。
【雑食暖房】
【いしちょこ】
*詳細はこちらより
*AKXY Lab
AKXY Lab Exhibition | MTRL by FabCafe – Innovation platform for materials and creators.
*2024/3/15~3/17_AKXY Lab Exhibition Nagoya
https://photos.google.com/share/AF1QipMFAZuM-QYAs4HF7tkaDqZjUdRAdyStXAzl5-NLJ_J8_Inn5UuJpj0xI0AS80Cx2A?key=TGJ4cmtzdDh0a1NJczZ4aklWY3JZelJZSU93Mnd3
ホームページをリニューアルいたしました。
株式会社西村製作所のホームページをリニューアルオープンいたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。